ステイヤーズステークス傾向と分析
Posted on | 2008年12月1日 09時09分 |
今週末に中山競馬場で開催される、第42回「ステイヤーズステークス」(GII)の
レース傾向と分析をお伝えします。
まず、スポーツニッポン賞ステイヤーズステークスのこれまでの歴史ですが…
ステイヤーズステークスは1967年に創設された重賞競走で、
中山競馬場の内回りコースを2周する、
現在の平地競走としては最長の芝3600mで行われています。
創設時は初秋の中山競馬場で開催されていましたが、
1972年から師走の中山競馬場での開催になりました。
1984年のグレード制導入時にGIIIに格付けされましたが、
1997年にはGIIに格上げされました。
GII格上げ時に、負担重量もハンデキャップから別定に変更されました。
これにより、本競走は有馬記念を目指す馬にとって、
重要なステップレースのひとつになりました。
ちなみに競走名の「ステイヤー」とは、長距離競走を得意とする馬のことを差し、
直訳すると「耐久力のある者」「根気強い者」という意味です。
尚、中距離を得意とする馬を「マイラー」
(1600mが1マイルなので、1600mの競走はマイル戦と言われる)
短距離を得意とする馬を「スプリンター」と言われています。
次に、傾向と分析に移りますが、「人気」「脚質」「馬齢」「馬体重」「前走」「騎手」
以上の6項目について、1998年からの過去10年のデータを使って、
ステイヤーズステークスの傾向と分析をしたいと思います。
★人気
まず人気についてですが、過去10年で、1、3、6、7人気での勝ちがあります。
1人気が過去10年で5勝しており、勝率5割と信頼性は高いです。
1人気 5-2-0-3/10 2人気 0-2-2-6/10
3人気 2-0-0-8/10 4人気 0-4-2-4/10
5人気 0-1-3-6/10 6人気 1-1-1-7/10
7人気 2-0-1-7/10 8人気 0-0-0-10/10
9人気 0-0-0-10/10 10人気 0-0-0-8/8
11人気 0-0-0-7/7 12人気 0-0-0-4/4
13人気 0-0-1-2/3 14人気 0-0-0-2/2
また、連対・複勝を見ると、過去10年で人気薄のところとしては13人気の3着が
1回ありますが、その他8人気以降は馬券に絡んでいないので、
比較的、上位人気での着順違いによる決着傾向が高いことが伺えます。
★脚質
続いて脚質傾向を見てみましょう。
やはり長距離なので、先行馬が確率的には好成績を残しています。
また勝ちはありませんが、逃げ馬の逃げ残りによる馬券絡みが長距離という割には
がんばっていると思います。
その他、展開が左右されると思うのですが、長距離ならではの
マクリも実績がそこそこ残っている事が特徴と言えます。
逃げ 0- 1- 2- 7/10
先行 6- 5- 4-20/35
中団 2- 3- 3-25/33
後方 0- 1- 0-28/29
マクリ 2- 0- 1- 4/ 7
枠順は、長距離なので、関係ないと思いましたが、意外に外枠での好走が目立ちます。
ただ、これは勝率の傾向で、連対、複勝まで考慮するとほとんど差はなくなります。
1枠 0-1-2-7/10
2枠 1-1-2-6/10
3枠 1-0-2-9/12
4枠 1-1-1-10/13
5枠 2-0-2-10/14
6枠 2-2-0-13/17
7枠 2-2-1-13/18
8枠 1-3-0-16/20
このことから、1着付けの予想をするなら、
上位人気の外枠先行馬という感じでしょうか。
★馬齢
続いて、馬齢の傾向についてですが、
過去10年で4、5、6歳馬が良い成績を残しています。
傾向としては6歳までがピークで、7歳以上になると極端に成績が悪くなります。
3歳 2-1-0-16/19
4歳 3-4-1-16/24
5歳 2-2-5-22/31
6歳 3-3-2-16/24
7歳以上 0-0-2-14/16
★馬体重(kg)
続いて馬体重の傾向についてですが、長距離なので、
中軽量馬が良い成績を残しています。
500kgを超える馬は、出走自体が少ないですが、やはり体が重い場合、
パワーがあってもスタミナが劣るのでしょうね。
459以下 3-4-6-18/30
460から479 3-2-1-24/30
480から499 2-2-4-22/30
500から519 1-2-0-14/17
520以上 1-0-0-6/7
また、前走からの馬体重増減については、
2桁以上のプラスでは、サンプルが少ないですが
過去10年で一度も馬券絡みがありません。
前走から増減が少ないのが基本になりそうですが、2桁マイナスもサンプルの割には、
好成績の実績が残っていますので、注意が必要ですね。
前走から-10以上 2-1-1-5/9
前走から-4から-9 0-1-1-14/16
前走から+-3以内 5-4-7-28/44
前走から+4から+9 3-4-1-32/40
前走から+10以上 0-0-0-5/5
★前走着順
続いて、前走着順については、バラけました。6着以降もサンプルが多いですが、
馬券絡みは結構高い傾向と言えます。
また、あまり気にする必要はないと思いますが、前走5着はサンプルの割には
馬券絡みが多い傾向の結果が残っています。
前走1着 1-2-1- 9/13
前走2着 1-2-1- 8/12
前走3着 0-1-0- 5/6
前走4着 1-0-3- 8/12
前走5着 2-1-1- 2/6
以降 5-4-3-52/64
また、ローテーションからは、長すぎず短すぎずの3週・4週での成績が良い傾向です。
連闘 0-0-0-3/3
2週 0-0-0-9/9
3週 3-3-2-21/29
4週 6-6-6-35/53
5から9週 1-0-1-11/13
10週以上 0-1-1-5/7
具体的には、3週の場合、前走が福島記念、ドンカスターステークスから、
4週の場合、アルゼンチン共和国杯からが多く、
特にアルゼンチン共和国杯からのローテーションが距離的に見ても注目と言えます。
★騎手別データ
最後に騎手別データについては、過去10年で2勝したジョッキーが3名いました。
但し一人は既に引退していますので、実質二人です。
横山典弘騎手は4回騎乗して全て、馬券に絡む結果を残しているので、
中山競馬場のステイヤー巧者と見て良いでしょう。
横山典弘 2-1-1-0/4 1999年(3人気)2001年(1人気)
ペリエ 2-0-1-2/5 2005年(1人気)2006年(1人気)
岡部幸雄 2-0-0-2/4 1998年(3人気)2002年(1人気)
吉田豊 1-1-1-5/8 2007年(7人気)
後藤浩輝 1-0-0-5/6 2003年(6人気)
デムーロ 1-0-0-1/2 2004年(1人気)
柴田善臣 1-0-0-3/4 2000年(7人気)
同騎手 3-6-4-33/46
乗替り 7-4-6-51/68
騎手の同騎手、乗替りについては、乗り替わりのサンプルが多いので、
なんともいえませんが、結果はやや乗り替わり方が良い成績を残しています。
統計データは以上ですが、これらのデータから分析結果としては、
以下のような感じです。
・人気からは上位人気(およそ7人気まで)の組み合わせ可能性が高い。
・脚質は、先行馬が良く、逃げ残りと追込み馬に注意。
・7歳以上は割引き。
・馬体重は2桁プラスのみ割引。2桁マイナスは好走する場合があるので注意。
・前走着順は不問だが、アルゼンチン共和国杯からのローテがポイント。
・中山巧者で長距離巧者の関東騎手。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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